2013年12月02日

紅葉

全治1カ月と言われた手の靭帯の損傷が、1か月経っても2カ月経っても治らず
結局、靭帯が伸びたのではなく、切れた、ということで、
完治まで半年間、かかりました。

もう、本当に弾いていけないのではないか、と、何度も何度も不安になり
やっと弾けるようになってからも、焦ってはいけない、と思いつつ、練習しすぎて
肩甲骨の周りの筋肉を痛めてしまったり、とほほなこの秋。

とにかく、ピアノの前ではなく、部屋の中ではなく、外へ、外へ、と
この秋は紅葉を見て回っています。

赤城、軽井沢、筑波山、箱根…毎週水曜日がお休みなので、日帰りで紅葉狩り。
今週は、いよいよ埼玉県内、森林公園が見ごろでしょうか。

どこの紅葉も綺麗です。どこの空気もすがすがしく、どこの青空も高く澄んでいます。
日本は、本当に美しい国だと、改めて思います。

黄金色に輝く銀杏並木、赤、オレンジ、黄色の繊細なレースの様ないろは紅葉、
それらの木々は、一瞬の輝きの後に、全ての葉を落として、寒々とした
枝を広げ、まるで枯れてしまったかのように息をひそめて、冬を乗り越えます。

北風にさらされ、雪を抱き、幾多の凍える夜を経て、芽をはぐくみ、伊吹く日まで
春を待って、その場に立ち続ける。

多分、今の私はそんな時なのかもしれない、と、ふと考えます。

春夏と、全力で走り続けて、秋を迎えて全ての葉を落として、春を待つ。
人生の最終コーナーを回るのはまだ先かもしれないけれど、少なくとも
今は、少し羽を休めて、自然に身を任せて、来る時に備えて焦らず時を
重ねる。必ず芽吹き、また花をつける日も来ると信じて。

きらきらと、まるでレースごしに陽の光を通すように、紅葉の木々から
光が輝いて見えます。
そして一陣の風が吹いて、木々が丸裸になる。
その刹那、樹は、一本のただの木になって孤独に、潔くすくっと佇むかのようです。


自身と向き合う時。

内省と沈黙の時。

posted by yukiko at 21:31| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
あなたがコンクールに入賞できなかったのは、運などではなく、ただ単に実力がなかっただけよ。
世の中結果が全てよ。
何度もコンクールに挑戦する機会に恵まれながら、そのチャンスを生かせなかったのが、あなたなのよ。
著名なピアニストになる人は、ほぼ例外なくコンクール歴があるもの。
たまにない人もいるけど、そういう人もコンクールに出場すれば、軽く入賞できてしまう腕前はあるもの。
コンクールを批判するのはやめなさい。日本でも海外でも認められなかったのは、あなたの演奏が審査員に訴えかけるものがなかっただけだから。
謙虚に受け止めなさい。
Posted by コンクールwww at 2014年01月04日 14:17
久しぶりね。
先日、あなたの「革命」を聴いたわ。
確かに感情がこもっていて、伝わってくるものはあったわ。
でもね、かなりミスタッチしてたわね。
緊張の鼓動がそのまま演奏に出てしまった感じ。
あなた、コンクールを否定し続けているけど、あの演奏で、今のコンクールを余裕で突破できると思っているの!?
著名な国際コンクールレベルになると、確かに政治も絡んでくるかもしれない。
でも、少なくとも、国内のコンクールでは、そんなことは全く関係ないし、それを言うなら、スポーツのオリンピック等だって同じよ。
皆、その中で、同じ条件の中で、戦っているの。
自分だけツイてないなんて思わないことね。
まぁ、ピアノの世界は採点競技だから、運もよくないと、入賞はできないわね。
でもね、本当に光るものがあって、諦めずに持続していれば、何かにはひっかかると思うの。
言葉では上手く言い表せないないけど、あなたの演奏って、何かが足りないのよ。
私は決して運が悪かったからだけとは思わないわ。
もし、コンクールで、あの「革命」を弾いたら、入賞しなくても、決して不思議すぎることはないわ。
やっぱり、あなたが入賞できなかったのは、実力による部分も大きいと思うわ。
Posted by コンクールwww at 2014年06月08日 07:06
上2件のコメントは、山上有紀子さんを励ます意味でそのような書き方をされてるのでしょうか?もう少〜しだけソフトな言い方ってないのでしょうか……?それとも私が甘いのかな?
Posted by 匿名 at 2014年06月23日 21:50
単に山上さんの実力や人望の厚さに嫉妬しているだけでしょう。ahahaha
Posted by at 2014年07月09日 01:53
はじめまして
海のある風景というCDを買ってからもう18年以上ですが、他の人のリストは私には受け付けないほど大好きなアルバムです。

今回、新しいパソコンにCDを移そうとして見つからなくてネットで検索してこのページに辿りつきました。

思えば16年前にこのアルバムをもっとよく聞きたくてオンキョーの一番高い機種インテックでステレオを買い換えました。

海のある風景というタイトルで買ったアルバムでしたが今もなんともいえない感情で心の中に海が広がっていきとろけるように癒されます。いちばんの宝物です。
Posted by S.NAHOKO at 2014年08月29日 13:03
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/81843065
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック