2007年01月05日

東穀コンサート

段々とお正月気分も薄れ、街は日常を取り戻してきました。

二月の東穀コンサートのプログラムも固まり
今年の活動もいよいよ開始です。

東穀コンサートはこの春でナント16年目を迎えます。
徹子の部屋ではないですけれど、この業界でこれだけ
息の長いコンサートシリーズは、ほかに例を見ません。
毎回本当に沢山の方が聴きに来られて
演奏家として、これ程幸せなことはありません。

東穀コンサートは今から18年前、私がドイツから帰国して
間もない頃に当時の東京穀物商品取引所の専務でいらした
森川直司さんという方から相談があり、企画を練って
2年の準備期間を経て1992年5月にスタートしました。
東京穀物商品取引所は、いわゆる先物取引の親方のような
半官半民(今は民営です)の団体です。
証券取引所は、株券や国債などの金券を取引する場所。
商品穀物取引所は、地金や大豆小豆小麦といったそれ以外の
取引をする場所なのです。

利益だけが優先され、相場があがる下がるが命という
殺伐とした現場に人間らしい、感性の場を設けたい。
生きるということは、そういう目先の金勘定に左右される
ことではないし、そういう近視眼的なものの見方は
結局人生を見失うと思う。というのが森川さんの持論でした。
クラッシックを気楽にわかり易く、けれども決して
聴衆に媚びることなく、高いレヴェルで定期的に提供していきたい
という熱い森川さんの情熱に応える形で、何回かの
お試しコンサートが開かれ、試行錯誤しながらコンセプトが決まり
年5回だったコンサートは人気に押される形で年7回に増え
そのうちの4回を私が企画と演奏を担当して今に至っています。

必ず誰もが知っている曲を入れること、テーマを毎回決めて
それに沿ってプログラミングし、曲目の解説、その曲に関する
思い出などを演奏者自らが説明しながら、コンサートを進めること。
演奏のアンコールは設けないけれど、アンコールの代わりに
聴衆と一体になって歌える歌を必ず用意すること、などなどが
決められ、50席からスタートしたコンサートは
会場の端か端までぎりぎり一杯席を出して200席に膨れ
それも毎回抽選で当たった人が聴きに来られるという
人気のコンサートに成長しました。

私にとっても本当に活動の根幹となる大切なコンサート。
毎回、知恵を絞り、頭をひねってプログラムを決め
かなり必死に練習して準備します。

明日からはこの東穀コンサートについて、触れていきたいと
思います。

では!



posted by yukiko at 22:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
東京穀物商品取引所は半官半民では有りませんよ。戦後の商品取引所で政府の資本が入っている所は無いはずです。

特別法人で天下りが多いですが、完全な民間組織です。
Posted by やすきよ at 2014年08月18日 03:56
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