一昨年暮れ結成したピアノ&ヴィオラ&クラリネットの
トリオ・Max Bruch。マックス・ブルッフというのは
19世紀に活躍したドイツ人の作曲家の名前です。
この楽器の組み合わせのトリオ曲はあまり多くはない
のですが、演奏してみるととても豊かで深い味わいが
あり、華やかさはさほど無いけれど、躍動感や奥行き
のある感情を表現している素敵な曲が多いのです。
マックス・ブルッフは特に旋律線が美しく豊かな抒情を
湛えた曲が沢山あります。ヴァイオリン協奏曲など
深く力強い和声進行とえもいわれぬヴァイオリンの旋律
に、ぐいぐいと引き込まれてしまいます。
ブルッフはこのトリオの為に8曲の連作を残していて
それが、本当に素晴らしいのです。
あまり演奏される機会がないこの名曲を世に送り届け
たい、という思いからトリオ・マックス・ブルッフの
名がつきました。
7月の演奏会でもブルッフをやります。
ピアノパートは何度やっても中々の難物なので
今から懸命に練習しています。
彼らに会って合わせる日が待ち遠しい!
Jacques(ジャック・ヴィオラ)はイタリア系
Hugo(ヒューゴ・クラリネット)はドイツ系の
仏人。日本人の私との3人がドイツの作曲家を
演奏する。音楽って、本当、垣根のない喜び
と楽しみに満ちています。